１９８５年は質、量ともに卓越したヴィンテージです。それこそ醗酵終了直後から、いつでも美味しく楽しめるワインでした。香りはとにかく果実たっぷり、上品でエレガント。今はさらに熟成し複雑性が増しています。味わいは、まずその繊細さとシルクのようになめらかで丸みのあるタンニンの魅力に感動を覚えます。同じく余韻や残存性に並外れた凝縮性が伺えます。
今日、１９８５年はマルゴーのヴィンテージの中でも最高レベルの美味しさです。まだこれから数十年と我々を驚かせてくれるとは思いますが、今熟成の頂点に到達したと感じます。（２０１８年１０月）
Margaux
気象条件
かなり涼しく晩生の年の始まりの後、このヴィンテージは、非常に好意的な成熟と収穫が印象に残る。何よりも9月と10月は、並外れて暑く乾燥した。ブドウの葉は、11月に入り遅くまで落ちなかった…。この「小春日和」は誰の記憶にも残っている。（9月26日の収穫）