1948

グラン・ヴァン・デュ・シャトー・マルゴー

1948
誕生時の状態以上の痕跡は多くは認められないワインです。


それでも2018年3月にテイスティングをした際は素晴らしい仕上がりでした。外観には濁りがありましたが、香りには熟度があり、非常に複雑で驚かされました。味わいは非常に心地よく、若い頃はもしかすると邪魔だったかもしれませんが、ワインらしい酸味がみずみずしい風味をもたらす結果となっています。それが後味まで上質に広がります。ただ、グラスに注ぐとたちまち衰えてしまうので、デカンターはしない、あるいは飲む直前にするべきでしょう。(2018年3月)

Margaux

気象条件

1948年は「平均的な」年だ。これと言って特徴もない。恐らく1947年と1949年の偉大なヴィンテージにはさまれているという大きな不都合がある。よって専門家の記憶には余り明確に残っていない。(9月23日の収穫)