1968

グラン・ヴァン・デュ・シャトー・マルゴー

1968
1968年は悪いヴィンテージの典型例。今後もまた同じことが繰り返されるのだろうかと、不安とともに自問することもあるくらいです。


このワインは当初から、余韻も短く、軽く、単純な味わいで魅力に欠けていました。それでも時とともに、ある種のフィネスがあらわれ始めました。これは偉大なテロワールからもたらされる特権であり、どんなに困難な状況においても本来の品質は自ずと頭角をあらわすのです。
今日では1968年はすっかり衰えています。ずっと前に飲まれるべきだったワインです(2018年10月)

Margaux

気象条件

年の初めは標準的だったが、8月と9月はあいにく極めて雨が多かった。既に悪化し、未だ熟していないブドウの実を急いで収穫する必要があった。(9月30日の収穫)