１９９７年に始まったサードワインの選別は１９９８年も継続されました。今では当たり前に慣れてきている作業ですが、これはセカンドラベルにもファーストラベルにも同様、常に品質向上を目指す我々の方針のあらわれです。おかげで１９９８年も驚きの凝縮感のパヴィヨン・ルージュが誕生しています。
パヴィヨン・ルージュ１９９８年は同ヴィンテージの魅力が詰まった仕上がりです。濃厚な果実味、素晴らしい味わいの余韻、そして見事なまでの熟成ポテンシャル。飲み始めてもいいですが、急ぐ必要もありません。（２０１８年１０月）
Margaux
気象条件
発芽、開花、色づきの日々は、まさに平均的だった。このヴィンテージの重要な出来事は、8月の並外れた暑さと乾燥で、このため早い時期に凝縮性の素晴らしいレベルを獲得することができた。9月終わりの多量の雨は、重大な水っぽさを引き起こすには余りに
も遅かった。（9月24日の収穫）