シャトー・マルゴーにおける白ワイン造りは1710年に始まり、「パヴィヨン・ブラン」は100年の時を経た伝統の造りです。当初は「シャトー・マルゴー・ヴァン・ブラン・ド・ソーヴィニヨン」と命名され、1920年に「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」の名称が誕生。つまり、2020年は「パヴィヨン・ブラン」として100回目のヴィンテージにあたります。この記念すべき年を皆様と共にお祝いしたく、この度スペシャルボトルをご用意いたしました。
「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」誕生以来、今回初めて蝋封(ワックスキャップ)でのお届けとなります。ラベルの文字フォントとのバランスを考慮して、カラーはミッドナイトブルーを選びました。蝋封シールにはシャトーのロゴをあしらい、さらなる特別感を演出しています。
2020年は750mlボトル、マグナム、ダブルマグナム、全3サイズでご提供いたします。ラベル下には「Un siècle de Pavillon Blanc」(「パヴィヨン・ブランの1世紀」の意)の文字を白字スクリーン印刷で施しています。その下にはスタイリッシュなデザインのロゴを金刷りし、さらにロゴ中央には1920と2020、ふたつの年号を絡ませて描いています。
最後に、ケースも本ワイン用に特別に製作いたしました。3本および6本入りケースの天板にはシャトー・マルゴーのロゴが飾られ、ここにも「Un siècle de Pavillon Blanc 1920-20」の文字が印刷されます。ロゴは側板にも付けられます。飾らない上品さとモダンな雰囲気が漂う、シャトー・マルゴーのイメージに忠実なデザインの特別ケースでお届けします。
パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーについて
作付面積11ヘクタール、白ワイン用ぶどうはシャトーが古くから所有する歴史的区画で栽培しています。
常々エクセレンス(秀逸であること)にこだわり、これまでも何度となくセレクションの基準を厳格化してまいりました。現在、パヴィヨン・ブランの最終アッサンジュラージュに残るワインは収穫全体の実に半数以下です。なお、年生産本数は1万2000本程度です。
粘性の高さ、豊かな風味、そして張りのある味わい、それらが奏でる調和が「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」の魅力です。また、十分に高い長期熟成のポテンシャルも秘めています。
若い段階での「パヴィヨン・ブラン」は、上品さと複雑さ、芳醇さ、そして長い余韻が特徴的です。ソーヴィニヨン・ブラン100%のワインとしてはいずれの点においても驚くべきクオリティです。熟成が進むにつれ、味わいの輝きはそのままに、よりまろやかに、精緻さと繊細さが生まれます。長期間にわたって瓶内で熟成させることで、さらに美味しさを増していくタイプのワインです。