ウィストン・チャーチルからの書簡

現在進行中の古文書に関する作業では、ドメーヌの所有者であったジネステ氏に宛てた1945年7月13日付のウィンストン・チャーチルの書簡のような驚く財宝も発見されています:

 

My dear Sir,

You were kind enough to send General Brutinel a quantity of the finest wine, including some Margaux 1900 for my enjoyment during my visit to Bordaberry.

I take this opportunity of sending you my warm thanks for this courtesy on your part and of saying how delectable I here found the wines which you as thoughtfully provided.  

Yours very sincerely, 

Winston Churchill

 

拝啓

ボーダベリー城訪問の際、大いに堪能したマルゴー1900年を含む、いくつかの高級ワインをブリュティネル将軍に送っていただきありがとうございます。

この機会に、貴殿のご厚意に深い感謝の意を表させていただくと共に、貴殿から届いたワインがどれだけ素晴らしいものであったかをお伝えします。

敬具

ウィストン・チャーチル

 

フランス生まれのカナダ将軍、レイモンド・ブリュティネル(1882-1964)は主に第一次世界大戦中の「カナダ自動機関銃部隊」を指揮したことで知られる人物です。フランス・バスク地方のアンダイエにあるボーダベリー城は、ブリュティネル将軍の所有地でした。1945年7月7日から15日まで、友人であるブリュティネル将軍の招待を受け、ウィンストン・チャーチルはこの城に滞在しました。この書簡は7月5日の英国総選挙と同盟国と敵国の運命が決められた7月17日のポツダム会談の間に送られたものです。

私共はこの年代記の作成において手助けをしてくれた、研修生シルヴァン・ミュチャダに感謝の意を表します。