2016年ヴィンテージの収穫は、いつものように達成感と郷愁の入り混じる中、先週火曜日に終了しました。素晴らしい気象条件のおかげで、思う存分、区画ごとの成熟をより細かく、極限まで、巧みに追求することができました。また2016年はおそらく、シャトーの歴史の中で最も収穫期が分散されていたと言えるでしょう。なんと、砂利土壌のメルロの若木の区画と粘土質土壌のカベルネ・ソーヴィニヨンの区画とでは、25日間も収穫のタイミングが異なったほどです。
醸造所内では、すべてのタンクのメルロやカベルネ・フランと、最初に収穫した偉大なカベルネ・ソーヴィニヨンを試飲し、おそらく2016年のグラン・ヴァンのブレンドの一端を担うに値するだろうと感じました。結果は私たちの期待を超えました。これらのワインは、まさに驚くべき力強さがあります!2015年の直後の、もう一つの偉大なヴィンテージへの展望は、日に日に、試飲を重ねるにつれ、ひときわ現実味を帯びてきました・・・。