フィリップ・バスコール、シャトー・マルゴーの総支配人に任命される

(2016年10月19日、パリ)— シャトー・マルゴーのオーナーであり経営者であるコリーヌ・メンツェロプロス夫人は本日、フィリップ・バスコールを2017年3月1日付けでシャトー・マルゴーの総支配人の役職に任命することを発表しました。

フィリップ・バスコールは農業技師であり、シャトー・マルゴーのブドウ栽培を熟知しています。というのも、33年間総支配人を務めたものの昨春無念にも急逝したポール・ポンタリエの指導のもとで、1990年から2011年までエステート・ディレクターを務めたからです。

これまでの5年間、フィリップ・バスコールはフランシス・フォード・コッポラがカリフォルニアに所有するドメーヌ、イングルヌックで支配人を務めており、今後も技術的な決定に関して采配を振るうことになるでしょう。

シャトー・マルゴーにおいては、HEC経営大学院出身の支配人補佐役でシャトー・マルゴーに15年前から勤務するオレリアン・ヴァランスと、農学者及び醸造家で近ごろエステート・ディレクターに昇進したばかりのセバスチャン・ヴェルニュらが、フィリップ・バスコールを支えます。またフィリップ・バスコールは、1983年から勤務するパリ事務所所長のオリヴィエ・ピノンとも再び仕事を共にすることになります。

このようにコリーヌ・メンツェロプロスは、有能で誠実な熟練のチームが支えとなり、間違いなく、今後も進歩と革新の絶えざる研究を続けながら、5世紀にわたって継承するシャトー・マルゴーの卓越した伝統を永続させることができると、自身の意欲を再確認しています。

コリーヌ・メンツェロプロスと娘のアレクサンドラは、全く当然の成り行きとして、シャトー・マルゴーで輝かしいキャリアを継続するフィリップ・バスコールの帰還について、うれしく思っています。:「フィリップがドメーヌで過ごした20年間、私たちはみな、彼の能力と賢明さを高く評価していました。彼のブドウ畑での豊富な経験は、シャトー・マルゴーの未来に備え、指揮を執るための貴重な切り札となるでしょう。」
「コリーヌ・メンツェロプロスからシャトー・マルゴーの総支配人に任命され、大変光栄です。ポール・ポンタリエも、私が彼の仕事を後継できることを喜んでいるだろうと思いたいです。シャトー・マルゴーの以前の同僚と再会できることはとてもうれしく、またこの地で新たに、ワインやブドウ畑に関する仕事ができることに大変喜んでおります。」とフィリップ・バスコールは付け加えました。