18世紀初頭から現在まで、シャトー・マルゴーは卓越した白ワイン造りの伝統を守り継いでいます。常にさらなる品質向上を目指し、生産基準は年々厳格化されています。パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーのアッサンブラージュに使用されるワインの割合は、近年、収穫全体の半分以下にとどまっています。白ぶどうが育つ土壌を細かく分析し、理解を深める努力を長きにわたって重ねることで、ようやくこのような抜本的セレクションを実現できました。畑では栽培作業の最適化に努め、理想的な熟度での収穫適期を区画ごとに見極め、そして、それぞれのぶどう果実に最も相応しい醸造方法および育成・熟成方法を採用します。
厳しい基準をクリアしながら品質向上を続けてきたパヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーですが、新たに2022年ヴィンテージからそのセカンドワインをリリースする運びとなりました。「パヴィヨン・ブラン・スゴン・ヴァン(Pavillon Blanc Second Vin)」はパヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー同様、シャトーの歴史的区画で育つソーヴィニヨン・ブランを100%使用。若い段階から美味しく、優に20年は調和よく熟成を進めるタイプのワインです。500年というシャトー・マルゴーの長い歴史の中、5番目のワインとして満を持して誕生したパヴィヨン・ブラン・スゴン・ヴァン。