これまで1ヶ月半、シャトー・マルゴーのテクニカルチームは毎週のようにミーティングを重ね、ほのかな光に照らされた蔵内で醸されたワインの味わいを収穫ロットごとに確認してまいりました。醸造に関してはエリック・ボワスノ氏から貴重なアドバイスをいただいています。
ここ数週間はさらに集中的に試飲を繰り返し、2020年ワインの特性とアッサンブラージュをより良く把握するために活発な意見交換を行ないました。ワインのテイスティングというものは主観が入りやすい作業ではありますが、習慣的に繰り返すことで、シャトー・マルゴーのワインらしさ、アイデンティティを的確に見極められるようになります。また、20年来の同僚メンバーも含め、この試飲作業を通じてスタッフ同士の連帯感はさらに強まり、チームワークに不可欠な結束力も深まります。
シャトー・マルゴーのワインのパーソナリティはこうして徐々に形づくられ、魔法のように精巧なアッサンブラージュによって、2020年のシャトー・マルゴーはもちろん、パヴィヨン・ルージュおよびマルゴー・デュ・シャトー・マルゴーが生み出されています。