ぶどう畑での作業、ワインづくりは止まりません。

我々は現在、ウイルス感染拡大の危機にさらされています。こうした中で、シャトー・スタッフおよび関係者の皆様の健康と安全の確保を第一に考え、状況に応じた迅速な対応を心がけています。

数日前からぶどう畑は太陽に恵まれ、萌芽を迎え、若葉が開き始めています。栽培スタッフたちは互いに距離を保ちながら作業を続けており、剪定が終わった端からシロヤナギの枝でぶどう株を支柱あるいはワイヤーに固定させていく作業(acanage)を行なっています。

また、蔵内では補酒(ウイヤージュ、ouillage)を継続。これは樽に吸収された、あるいは蒸発した分のワインを注ぎ足す作業で、スタッフ同士が接近しない環境にて作業を進めています。

2019年ヴィンテージが樽の中で滞りなく成長を遂げられるように、2018年ヴィンテージが2020年7月のボトリングまでおだやかに樽内で待機できるように、そして2020年ヴィンテージが絶好の環境のもとでスタートを切れるように、シャトー・スタッフ全員、変わらぬ熱意と固い決意をもって作業に取り組んでいます。

まるで家族のような連帯感でこの事態に立ち向かってくれているスタッフたち。こんなにも献身的なチームに恵まれた環境を改めて実感し、彼らにはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。