アンドレ・メンツェロプロスがマルゴーの所有権を取得して5年ほど経過した1982年、同氏の指揮のもと、地下に新たな樽貯蔵庫が完成しました。当時はメドックでは非常に珍しく、技術的にも困難を極めた地下工事でした。革新的ビジョンと一切の妥協を許さない理念あってこその、シャトー・マルゴーの歴史の中でも実に画期的プロジェクトでした。
そして2019年、蔵内の温度および湿度をさらに精緻に管理する技術の進歩を受けて、同地下貯蔵庫の設備更新に着手しました。
今回のプロジェクトもシャトー・マルゴーのワインの品質を向上させることを狙いとしています。